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PLAY in China - 中国で遊ぶ

中国で人はこう遊ぶ! 中国の気になる5つの遊び

PLAY in China - 中国で遊ぶ

世界のどんな場所で、どんな人々がどのように暮らしているのか。Biotope Journal「空間と人」では、ある空間での人のありようを、毎日ひとつのいとなみに焦点を当てて、1週間をかけてお伝えします。第1週は、中国。沿岸部から内陸部、漢人文化が主流の地域です。

本日は、「遊ぶ」
遊ぶといっても、様々だ。中国の人々は、どのように遊んでいるのか。知って、覗いて、それからちょっと体験してみても、おもしろいかも。

Today's topic about China is "play." What and how they play and enjoy? You should know, see and try. 

遊びと健康

一見して使い方の分からないエクササイズ器具

一見して使い方の分からないエクササイズ器具

なにしろ健康に気を遣う中国人。その意識の高さは老若男女を問わないけれど、もちろん、より気を遣うのは年配の方々だ。運動も活発に行う。都市部の公園には、真新しいエクササイズ器具が設置されている。

中国の朝といえば、年配の方々が集まって大人数で太極拳をやっている、みたいなイメージがある。じっさい、各地の公園や広場のようなところでは、朝だけでなく夕方にも、そんな光景が見られる。

おばちゃん達はきちんと並んで、音楽に合わせて踊る。振り付けにはどこか太極拳的な優美さが感じられるけれど、その動きはやたらと速い。なにしろ音楽が、古典的なゆっくりしたものではなくて、現代的なのだ。こういうの、日本でも聴いたことがある。そう、「パラパラ」を踊るときのやつだ。ユーロビート的な。 

おばちゃんたちの目はマジだ。テンポの速さに置いて行かれることもない。でも楽しそうだ。遊び感覚で健康を保つから、中国のおばちゃんたちはいつも元気で、強烈だ。

Healthy recreation

アパート前、朝の太極拳 in 北京

マンション前、朝の太極拳風ダンス in 北京

Chinese peoole are very careful of their health. Especially most of older people get exercise everyday.

The most typical exercise is dancing. Old women assemble on a park and dance to the music lining up. Their dance is under the influence of "Tai Chi Chuan (traditional Chinese pugilism)" but with a very quick tempo. Yes, the music is like Eurobeat.

They are so serious that nobody beats late. However, they are enjoying it. Perhaps that is why, Chinese old women are always lively and powerful.

「可拉OK」

中国のいたるところで目にする、びかびかとした電飾に彩られた看板がある。いつもそこに書かれている「可拉OK」とは、いったい何のことなのか?

答えは、日本発の「カラオケ」。なるほど、「OK」の部分が「オケ」となっているわけだ。感覚の細かいところはよくわからないけれど、なにやらものすごい当て字だ。

ただ正確に中身のことをいうと、「可拉OK」イコール「カラオケ」というわけではない。中国で単に「可拉OK」というと、日本でいうキャバクラに近い意味がある。綺麗なおねえさんが隣に座ってくれて、飲みながら歌って盛り上がる、みたいなことだ。そういうところでは、日本から派遣された駐在員のお父さんなんかが、夜な夜なそんなところでリラックスしているとか、いないとか。

では日本的な、高校生でも遊びに行けるようないわゆる「カラオケボックス」はないのかというと、ちゃんと存在する。これは「量販式可拉OK」ということになる。若い人を中心に、けっこう利用されているみたいだ。

結局行かなかったけれど、上海で声をかけてきた若い女性はやたらと可拉OKに行きたがっていた。知っている日本の歌手は、宇多田ヒカルと千昌夫。前者はわかるけれど、なぜ『北国の春』なのだろう? その理由は、かつて中国の歌手がカバーして大ヒットしたことにあるらしい。そういう理由で有名な日本の曲は、けっこうある。たとえば山口百恵は、誰でも知っている。

What is "可拉OK"?

You can find signboards read "可拉OK" everywhere in China, but what do they mean?

The answer is "Karaoke." Chinese people also like singing as many people in the world. However, "可拉OK" is not just for singing. It is like nightclubs where you can drink with beautiful ladies. Of course it is expensive.

If you just want to sing, look for the signboard read "量販式可拉OK." It is a simple Karaoke and very popular for Chinese young people.

ボードゲーム

どこでも将棋をはじめる in 上海

どこでも将棋をはじめる in 上海

そういえば囲碁とか将棋、あるいは麻雀といったボードゲームも、もともと中国由来のものだ。中国でどんなふうに遊ばれているのだろう、と疑問に思う。碁会所みたいな場所もいろいろなところにあるけれど、わざわざそこに入ってみる必要はない。特に四川などの内陸部では、路上に卓と椅子を持ち出して、お父さんたちが熱心に対戦している。平日の昼間だろうが、お構いなしだ。

ただ中国のそれは、日本のものとはやや違う。たとえば将棋は、中国では「象棋(シャンチー)」と呼ばれる。駒は丸く、その動き方も、ゲームの進むテンポも、日本のそれとはずいぶん異なる。実は日本にも、また違うルートで琉球王国に伝わったものが、今も沖縄に存在する。

特徴的なのは、ひとたび対戦が始まると、かなりのギャラリーが集まるということだ。みな熱心に盤面を覗き込み、時折ああでもないこうでもないと議論を交わす、ということを延々とやっている、繰り返しになるけれど、平日の昼間だろうが、お構いなしだ。

麻雀ももちろんある。中国では「麻将」。やはり同じく、路上雀士たちは熱心だ。こちらも日本のものとは違って、まず牌がやたらと大きい。ルールもかなり異なるようだ。でも違いはあっても、麻雀は麻雀。賭けたりはしないのか、とある中国人に聞いてみると、「もちろん賭けますよ」とのこと。そこは変わらない。

Board games

Board games well-known in Japan like "go" "Japanese chess (shogi)" and "mah-jongg" are originally from China. They are still very popular among the people. However, Chinese chess and mah-jongg is very different from Japanese ones.

Playing the games in the open air is a common way. Once somebody starts playing, there must be a large audience. They watch and discuss about the game seriously. They relax and enjoy even in the daytime of weekdays.

Some also likes gambling when playing mah-jongg.

アブナイ中国

旅行者を狙った詐欺、というのはどこの国でも頻繁に発生していることだけれど、もちろんそれは、中国でもご多分にもれない。

たとえば上海で多いのが、「ティーセレモニー」詐欺。上海の中心部で地下鉄から降りて地上に上がると、おそろしい勢いで声をかけてくる中国人がいる。学生風の男女のグループで、悪そうには見えない。北京などの大学で語学をやっていると自称して、英語を話し、少し日本語も話せる場合がある。自分たちも旅行中なのだ、写真を撮ってくれ、などといって接近してくる。

やがて彼らは、すぐ近所で催されるという「ティーセレモニー」に誘ってくる。中国の伝統的な儀式で、是非みておくべきだ、と熱心に語る。でもこれについていくと、結果やたらと高額なお茶代を請求されることになるのだという。被害は頻発しているようで、ユースホステルでもわざわざ注意喚起が示してあったりする。

それから、詐欺とは少し違うけれど、いろんな街で夜になると、寂しい裏通りの暗がりにやたらとけばけばしい若い女性が立っていたりする。これはもちろん、いわゆる「立ちんぼ」だ。昼間は何の変哲もなかった床屋が、夜になるとこうした店に早代わりしている場合も多い。特に美人が多いとされる四川あたりでは、驚くほど綺麗な女性が客引きをしてきたりするので、いろいろと注意が必要だ。

Dangers

Swindling travellers occurs in China like almost everywhere in the world. For example, "Tea ceremony" fraud occurs frequently in Shanghai.

They approach you very friendly and pretend to be a traveller from other city in China. They ask you to take photos of them. After that, they invite you for "Tea celemony." They tell you that it is traditional ceremony and you must see. However if you follow them, they will force you to pay very expensive charge.

Another danger is waiting for you on the road. There are girls on a back street mainly in evenings. Of course they are prptstotites. Especially in Sichuan where is well known for beautiful girls.

写真と旅行

北京大学 ルーランも写真が好きでした

北京大学 ルーランも写真が好きでした

「遊」という言葉には、そもそも、色々なところを見て回る、という意味がある。日本でも、「外遊」とか「遊覧船」などという言葉に、その意味があらわれている。

中国「旅遊」といえばつまりは旅行。中国の中流以上の階層の人々にとっては、かなりポピュラーな休暇の過ごしかただ。あらゆる場所に鉄道網が張り巡らされている中国。飛行機の国内線も便利だ。そして何より、パスポートを持たない国内旅行でも十分に、自然や遺跡や、様々なものを目にすることができる。なにしろ中国はだだっ広く、国内でも十分にカルチャーショックを楽しめるのだ。

秋の国慶節などの長期休暇は、もともとは地元に帰って家族と慶び過ごすものではあったのだけど、日本のゴールデンウィークと同じように旅行に充てるようなケースが、近年では多い。観光地には、ただでさえ人口の多い中国人たちがこぞって殺到することになるわけで、ほとんど自然でなく人ごみを見にきたような格好になってしまうこともあるという。

そんな旅行に欠かせないのは、写真だ。近年ではNikonやCanonなどの一眼レフを首からぶら下げている中国人旅行者も、とても多い。やたらとごつい望遠レンズを装備している場合がけっこうあるのだが、実際に撮影しているのは何のことはない人物の記念写真だったりする。持ち腐れになってしまわなければいいのだが、と無用な心配をしたりもしてしまう。一方で、写真のうまい中国人は本当にうまい。ハッとするような鮮やかな色合いの写真を撮る人もいる。

Sightseeing with a camera

Sightseeing has been becoming a popular way to spend their vacations in China. Since China is a very big country, they can experience a lot of culture shocks without passports.

Moreover, they really like to take picture during their trips. Most of them have expensive single-lens reflex cameras made in Japan. Some has various equipments although they take only ordinary souvenir photos. However, some Chinese take very beautiful photos. They incline to take vivid ones.

「何を楽しく感じるか」ということは、もしかしたらいちばんわかりやすく、その土地の人たちがどんな人たちなのかを教えてくれる。彼らと同じまなざしで、いろんなことを楽しんでみると、新しい中国が見えてくるかもしれない。

"What they enjoy" explains themselves very well. Enjoy things in same ways as them, and you will find "new China."

Jutaro Kanazawa

"くそまじめ" ライター。魂こめて、文章書きます。
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